近年カザフスタンの投資・イノベーションエコシステムについて学ぶ機会が増えており、Belt & Road Summit 2026ではAlatau City AuthorityのChief Digital & AI Officer、Bayan Konirbayev氏とお会いする機会がありました。
近年カザフスタンの投資・イノベーションエコシステムについて学ぶ機会が増えており、有難いことにBayan Konirbayev 氏(Chief Digital & AI Officer, Alatau City Authority)とお会いする機会がありました。
カザフスタンの新たな国家プロジェクトである Alatau City は、中央アジアのイノベーションハブを目指す大規模な都市開発プロジェクトです。投資家向けの特別法制度や規制環境の整備に加え、物流、先端製造、ライフサイエンス、教育・研究開発など、多様な産業の集積を構想していることが印象的でした。
特に興味深かったのは、Bayan氏が強調されていた「トークナイゼーション(資産のデジタル化)」の考え方です。 一般的にスマートシティというと、AIやIoT、デジタルツインなどの都市運営技術に注目が集まりがちですが、Alatau Cityではさらにその先を見据え、不動産、物流、知的財産などの実物資産(Real-World Assets)のトークン化を通じて、投資機会へのアクセスを広げ、新たな資金調達や価値流通の仕組みを構築することを目指しているとのことでした。
私自身、日本企業の海外展開支援に携わる中でさまざまな投資誘致プロジェクトを見てきましたが、都市インフラだけでなく、将来の金融インフラやデジタル経済のあり方まで含めて設計しようとしている点は非常に興味深く感じました。
中央アジアは日本企業にとってまだ馴染みの薄い市場かもしれませんが、その成長ポテンシャルと挑戦的なビジョンには注目する価値があると感じています。